こんばんは。ソムリエのようすけです。
本日紹介するのは、ルーマニアの赤ワイン、ピノノワールです。
造り手は、ブドゥレアスカ。
キャップシールにダキア(かつてのルーマニア)の王、デチェバル王を刻印した
ルーマニアワイン3000年の歴史を詰め込んだ1本です。
きわめて淡いルビー色。
儚く、ともすれば「頼りない」とも言いたくなるような線の細い色味からは想像できないほど
華やかに立ち上るピノノワールのアロマ!
ストロベリーにブルーベリー。
ともかく多種多様のベリーを詰め込み開花させたかのような、
エレガントすぎるアロマに加えラムレーズンやミントをはじめとしたハーブ香…
このアロマを感じられただけでももう充分に幸せ…なのですが、
味わいもまた可憐。
まろやかで、やはりベリーの口当たり。
柔らかく広がる酸。
ルーマニアのピノノワールってこんなにすごいの?
正直現時点で、生涯味わった中で最高クラスのピノノワール、と言ってしまおうと思います。
暗がりの中でゆらめく燭台の炎のような…
まさにヴァイン・イン・フレイムーーー炎の中の、ワイン。
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