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【チェリーの軽やかさとラムレーズンの濃厚さ】コヴィンカ「クラーベ・デ・ソル ガルナッチャ・ロゼ 2016」  DOPカリニェナ スペイン

更新日:2021年6月15日


個人的にとても好きなエチケットのClave de Sol。


白ワインも素晴らしいのですがこのロゼもぜひ味わっていただきたいです。


まず…、甘口ではありませんのでそちらを最初にお伝えしておきます。



「ロゼといえば甘口」


…これはおそらくかつて一世を風靡した「マテウス」というロゼワインが半甘口程度の口当たりだったため


未だに人々の心に刷り込まれているのかなと思います。


が、実際は実に幅広い味わいがあり面白いものです。



話が脱線してしまっておりました、申し訳ありません。


それではこちらのワインの紹介に戻りたいと思います。


まず、チェリーを中心としたフレッシュなアロマ。


そこへ艶やかに絡みつくのは、カシスやシロップ漬けのラムレーズンといった黒系果実のニュアンス。


比較的濃厚な赤ワインに現れがちなこの黒系果実のニュアンスをロゼから感じられるのは、なんともぜいたくな気分。


口当たりはイチゴやラズベリーなど赤系果実のキュートな酸味と、ジャム。


余韻には赤いお花を思わせるフレイヴァーと、ベリー系の酸味。


そして、黒葡萄由来の若干の苦み…


個性的なのはやはり全編を通して感じられる「ラムレーズンのようなテイスト」でしょう。


キュートながらも後をひくロゼ。


同じエチケットの白と順番にお召し上がりいただくのも楽しいですね。




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