
フランス・ロワールを代表する白葡萄品種、ミュスカデ100%の白ワイン。
ピエール・ランドロン氏により1945年に設立された家族経営のドメーヌで、
現在は息子のジョゼフ・ランドロン氏がワイン造りをしています。
「ミュスカデはワインが造り出される土壌のありのままの姿であるべきだ」
というアイデンティティのもと作り出されるミュスカデです。
そう…ミュスカデといえば
クリアで綺麗な仕上がりが特徴。
白ワインの醸造中、樽やタンクの中に「澱(おり)」
と言われるものが精製され、たまることがあります。
通常この澱は取り出され、処分されるのですが
この「澱とともに熟成」させることで
フレッシュでフルーティーな風味が付与されると言われております。
この造り方「シュル・リー」もまた、
ロワールのミュスカデの特徴のひとつですね。
外観は、淡いレモンイエロー。
ハーブ香に加え、メロンを思わせるアロマがあります。
そう、このミュスカデ。別称「ムロン・ド・ブルゴーニュ(ブルゴーニュのメロン)」ともいわれる品種。
マスクメロンを思わせる芳香を持っているがゆえに冠された名前です。
それにしても…、ここまでフルーティなメロンのフレイヴァーが実際に感じられるとは。
ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)から実際にメロンのアロマを感じられるだけで
こんなに幸せな気持ちになれるなんて…!
その品種の個性に触れられる瞬間というのは、いつになっても喜びを感じます。
香りから口当たりに至るまで酸味は穏やかで、みずみずしさが感じられます。
暑い夏によく冷やして飲むにはぴったりな白ワイン。
余韻に残るレモンやライム、またはグレープフルーツを思わせるややビターな酸がゆったりと広がり非常に心地よいですね。
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