ドイツのシュペートブルグンダー。
「シュペートブルグンダー」というのは「ピノ・ノワール」というブドウのドイツでの別称です。
そう…ワイン用の葡萄品種って、同じ品種であっても国や地域が異なると別称(「シノニム」といいます)で呼ばれたりするんですよね。
このドイツ、バーデンが生んだシュペートブルグンダー。
ピノ・ノワールらしい洗練されたエレガントさを備えつつも、ベリーやシロップ漬けのチェリーといった華やかながらどこかスイーツ的ニュアンスを感じます。
決してワイン自体に甘さがあるわけではなくむしろドライな味わいなのに豊かな果実感を感じることができるのは、ドイツのバーデンという土地のなせる業なのかそれとも
「黄金の村」と謳われる「ドゥルバッハ」の魔力のせいか。
そう…この「ドゥルバッハ」という地域は
「醸造家であれば誰もが一度はこの地でワイン造りをしてみたい、と思うほど憧れる見事なテロワール」…と称されているそうなのです。
口当たりからフィニッシュに至るまで、非常に綺麗。
嫌な酸味や苦味が全く感じられず、「シルキーさここに極まれり」といった雰囲気。
ピノノワールといえばブルゴーニュ…かもしれません、確かに。
ぼくだってそう思います。
しかし、だからこそこのシュペートブルグンダーを味わっていただきたいとそう思います!
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